よなは行政書士事務所の旅行業ブログ。

２０１８．０５．２７

VOY３.『よなは行政書士事務所の夢。』

よなは行政書士事務所の旅行業ブログ。です。

　私が行政書士として、また、行政書士業務として、なぜ旅行業に関する手続きに特化しようとしているのか、そして、これから行政書士として何を目標とし、どのような夢を持っているのかということについてお伝えしたいと思います。 　
 

　現在、日本はこれまでにないほど訪日外国人観光客数が増加しています。
2016年の時点で訪日外国人観光客数は約2,400万人。
2020年には東京オリンピックを控えており、今後も訪日外国人観光客は増加するものと予想されています。

　2016年の夏、私はある観光に関する講演会に参加した際、日本政府は今後訪日外国人観光客数の受け入れを2020年までに4,000万人、2030年までに6,000万人とする目標を掲げていることを知りました。
その時は若干無理があるようにも思えましたが、2017年の時点で訪日外国人観光客数が約2,870万人だったことを考えると決して届かない数字でもないように思えてきます。

　今後、日本政府が掲げる訪日外国人観光客受入数の目標を達成するためにはリピーターを増加させることや、訪日外国人観光客に東京、大阪、京都などの大都市だけでなく地方へ目を向けてもらうよう取り組まなければならないでしょうし、受け入れ側である各都道府県、市町村単位など、地域へ足を伸ばしてもらえるような仕組みづくりや環境整備、情報発信を行っていかなければなりません。
この点はまだまだ遅れているように感じますし、実際のところ課題でもあるようです。

　私が旅行業登録手続きのお手伝いをしたある旅行会社は、大都市や観光スポットをあえて外し、地方にある文化や自然に目を向けた旅行プランを提供しています。
訪日外国人観光客は今後地方に関心が高まっていくでしょうし、ニーズも増えるだろうと実感しています。

　私も以前旅行会社に勤務していた頃、似たようなツアーを主催者の方と一緒に、企画の段階から添乗まで携わっていたことがありました。
今で言うエコツアーですね。
まだそんな言葉もありませんでしたが。ツアーの内容は、地元の人、地元の良さに触れるということを目的とするツアーでした。普段目にするようなツアーとは全く異なり、観光地にも行くことなく、豪華なホテルに泊まることもなく、観光地化されていない場所に行き、ホタルを見に行ったり、地元の方と交流を行い、その場所にしかない文化や生活、自然に触れるというツアーは、旅行会社側という立場からいうと、本当に満足してもらえているのだろうか？
ホタルなんて雨が降らないと出てこないのでは？
などという不安が常につきまとっていましたが、参加者の皆様方からは多くの満足のお言葉をいただきました。

　今思うと有名なスポットや観光地に行くことだけが旅行じゃないということを教わったと思います。
もちろん、そういった旅行プランは需要もあり、なくてはならない旅行です。
　旅行をする人にとって、訪れる目的や満足する点をどこに置いているかということもそれぞれ違うでしょう。
だから訪れる場所も大事ですが、普段の日常では味わえないようなことを見たり、体感することができればその人にとって満足できる旅行だといえるのだと思います。

　日本という国は縦に長い島国ということもあり、様々な伝統文化、食文化、言葉、そして長い歴史があります。
これらは訪日外国人から見れば非常に興味を掻き立てられる、魅力的に見えるようです。
私も日本にある伝統文化や食文化、歴史などまだまだ触れていないことだらけです。

　訪日外国人観光客が感じている日本の魅力はまだまだたくさんあるでしょうし、日本人である私達から見て思いも及ばないところに魅力を感じることもあるでしょう。
それらを踏まえた上で日本の魅力を訪日外国人観光客だけに限らず日本人にも向けて発信し、旅行商品を作って提供するのは旅行事業者様の大きな役割の1つだと思います。

　そんな旅行事業者様が増え、一人でも多くの人に旅の魅力を発信し、訪日外国人観光客に限らず、日本人含めた各地を訪れる観光客が増加すれば地域も活性化し、より良い日本になるのではないかと考えています。

　近年旅行者は自分自身で航空券やホテルを予約して旅行に行く人が増えています。
目的地へ行き、ガイドブックを眺め、オススメといわれるご当地グルメを楽しむことは誰でも手軽にできるでしょう。
ただそこまでが個人で旅行に行き、楽しめることの限界かなと思います。

個人の力では及ばない、現地でしか味わうことができない体験、非日常的な高揚感を得ることができるツアーを提供するのはプロである旅行事業者様の役割であり、逆にそういうものを提供できないと個人に負けてしまうでしょう。
旅行会社にできることは他にもまだまだあるはずです。

　私自身、長年旅行業界に携わっていたこともあり、まだまだ大きな役割を担える、可能性を秘めた旅行業界、より魅力的なプランを提供できる可能性のある旅行事業者様を行政書士として応援したいと考えました。
お世話になった旅行業界、多くの旅行事業者様の方々に向けたご協力、サポートを仕事を通してすることができればこんな嬉しいことはないと考えました。
それが行政書士として数ある業務の中から旅行業に関する手続きに特化しようと決めた理由です。

　当事務所は旅行事業様の力となるため全力で応援、サポートしていきたいと考えております。
そして、それを1つでも多く実現できることが『よなは行政書士事務所の夢』であり、当事務所の存在理由であり、活動していく上での目標でもあるのです。

よなは行政書士事務所は、素晴らしい想いを持つ旅行事業者様を全力で応援いたします。